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work on wedding rings on themselves



コンコンコン・・。だんだん慣れてコツを覚えると、響いてくる音も小気味よく。先日、指環づくりの出来るところを自分たちで、と作業にお越しいただいた新郎新婦。台風の影響か、窓から入る風の音も強まる中、それに負けじと指環を叩く手にも力が入ります。


新郎の指環はちょうどいいくらいのサイズだったので、そのまま形を整えて。サイズを少し合わせるために新婦の指環を、ふたりで交代しながら木槌で叩いていきました。そのあとは、新郎は新婦の指環を、新婦は新郎の指環を担当して仕上げていきました。ヤスリをかけて、ヘラで押さえて、紙ヤスリ。そしてまたヘラ、紙ヤスリ。と、作業はだんだん地味になっていきますが、おふたりは無心になって夢中に。なんやかんやと、みっちり2時間あっという間に過ぎていきました。あとは、文字入れを引き継いで、お渡しはまた後日。


「不安やったけど、やってよかった。楽しかったー」


不器用なので、と不安がっていた新婦も、輝く指環を見つめながら嬉しそう。充実した疲労感で満足そうなおふたりに、私たちも安心した気持ちで満たされました。おふたりだけの経験やモノがこれから沢山増えていく人生。その中のひとつのお手伝いをさせていただく幸せを噛みしめる嬉しい時間となりました。


wedding ring

初雪・ポッケ

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