「今日来たところなんです」
半年前からお仕事で北陸に暮らし始めた新郎のもとへ、関東から引っ越して来た新婦。その引っ越しの当日、そのままの勢いでご結婚指環のお受け取りに。退職の準備などもあり、この半年間は遠距離生活。ふたりで新しい生活を始める時に指環をはめたいと、まさに門出をともに歩み始めるものとなりました。新郎新婦ともに18金のグレーの色味に近いホワイトゴールド。シンプルな甲丸のカタチでも、ちょっぴりころんと丸みを出して、印象としてスリムにならないように。
指環の刻印の文字を決める時、「言葉で直接伝えたくて」と新郎から電話でご連絡をいただき、指環に込める思いが声にのって届きました。そんなやり取りも思い出しながらのお渡しのひと時。遠距離の時も電話で話すことが一番多かったようで、私たちとの電話のお話に、新婦も「わかる、傾向あるかも」と笑い合って納得のご様子。
そんな声の調子で気持ちを確かめることを大切にし、気づき合うおふたり。「声」のほかに「希望」の意味もある"voice"を指環の名前に贈りました。声が聞きたい、愛おしさのつのる想いを乗り越えて、一緒に過ごせる幸せ。これからはささやく声の聞こえる距離感。動植物たちや自然から聞こえる季節の声にも耳を傾けて、感受性豊かに、新たな気づきも芽生えます。
始まりのしるしの指輪と一緒に、声を大にして幸せを叫ぶ。感謝の言葉を伝え合い、いつもまでも仲睦まじく。希望に満ちたおふたりの新しい門出に祝福の歓声が響き渡ります。
wedding ring:K18white gold
初雪・ポッケ
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