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wedding ring "the fortunate"



田植えに向けて水が張られた工房の周りの田んぼ。風もなく穏やかに水面が景色を写す先日、ご結婚指環のお渡しとなりました。晩春の夕暮れ、亀の雄が雌を慕って鳴くといいますが、実際には鳴かないのだと。そんな吉兆のおめでたい亀の声が、もしかしたら聞こえるかもと思えるくらい静かな午後。


指環の箱を前に緊張した様子のおふたり。それを見守る私たちも緊張して静かなので、どうしたらいいかわからずに、みんなで笑ってしまいました。そんな初々しいおふたりの指環は、ほんのりとした色味が肌に馴染む18金のホワイトゴールドで、すっきりとした甲丸のデザイン。新婦の指環には、ちいさなダイヤモンドを入れました。


同じ中学校出身で久しぶりの再会から始まったお付き合い。始まりは偶然の巡り合わせでも、見えない糸に気づき求めるおふたりの出会いは必然のこと。そんな思いから、運命のfortuneがもととなる言葉"the fortunate"(幸運な人たち)と名付けました。Fortuneはローマ神話の運命の女神のこと。彼にとって彼女は運命の女神。導かれたご縁を大切に育み、いつまでも変わらない強い思いと、ひたむきな純真さを持ち続けて。


おふたりは先日、前撮りに向けてドレスの試着をしてきたのだと。青葉の繁るころにメタセコイアの並木で撮影のご予定。爽やかな木漏れ日のなか、おふたりの輝く笑顔の姿が目に浮かびます。これからも幸せに満ち、ともに白髪のはえるまで、仲睦まじく。女神も微笑み見守る、明るい未来が待っています。


wedding ring:K18white gold ,diamond

初雪・ポッケ

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