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wedding ring "rapa nui"


お問い合わせをいただいた時に、"自分たちの手を少し加えられたら、、"ということから始まったやり取り。金鎚を叩いて鎚目を施す作業を新郎新婦が行い、引き継いで私たちが仕上げ。お渡しとなった先日、ツツジも彩り鮮やかに咲き始め、生まれたての赤ん坊の手のような楓も青く、雨に濡れていっそう生気に満ちていました。


新郎の指環は幅3ミリの18金ホワイトゴールド。新婦は幅2ミリの18金シャンパンゴールドでほんのり黄色味があって愛らしい印象です。自分たちの手も加わり、愛着もひとしお。


打ち合わせの時に、指環のイメージや好きなものなど、ノートに箇条書きでご用意くださり、そこからモアイがお好きだ、というお話に。いつの日か、モアイのあるイースター島へ行きたいという夢も。制作を進めながら、ポリネシア系先住民の島の言葉でイースター島の呼び名"rapa nui(ラパヌイ)"が指環にピッタリだな、と思い浮かべていました。大きな島、大地、偉大な島、輝く大きな場所、という意味があるそうです。


南十字星を望む太平洋の大海原にポツンと浮かぶ小さな島、rapa nui。「世界のへそ」とも呼ばれ、小さくとも世界の中心という心意気。尊厳と誇りを持つこころは、とても気高く大きい。そんな気持ちを胸に、おふたりが一緒にいる場所が、しっかりとした輝く大地です。並んで眺める景色は美しく、まばゆい光に満ちた世界が広がります。目の眩む南の島の陽光のような熱い想いをいつまでも。


wedding ring:K18white gold,K18champagne gold

初雪・ポッケ 

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