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wedding ring "pile"

更新日:2019年9月9日


新郎新婦が自分たちで鎚目を施したご結婚指環。お互いの指環を交換し、相方の指環をコンコンコン、と作業を体験していただきました。新郎はプラチナで、新婦はプラチナに一部分ピンクゴールドを入れて、さりげなく愛らしい印象に。最終の仕上げはこちらで行い、先日お渡ししました。


最初の打ち合わせの時、入籍や挙式の予定もまだ具体的に決まっていないと。でも、おふたりなりに「結婚するぞ」と、気持ちを固めるものとして指環を作ることが浮かんだという。おふたりのケジメの意志に寄り添うような指環。そのお手伝いができる事をとても嬉しく思います。


土間の三和土(たたき)のように、金属も叩く事で締まり硬くなります。しっかりと締まった土台は、暮らしを行き来する場となり、いろいろな思い出を育んでいきます。指環の鎚目のひとつひとつが、これからの積み上げていく時間のようにも思え、「pile」(積み上げる)と名付けました。


おふたりの長い歳月を共に歩み、味わい深く育っていく指環。その指環を作り、向き合ったわずかな時間を思い出してもらえたら嬉しいです。いつまでも志高く、まっさらで初々しい気持ちを。


wedding ring:Pt,K18pink gold

初雪・ポッケ

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