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wedding ring "crescent"




細かな春の雨が降る先日、ご結婚指環のお渡しとなりました。木の枝の先っちょが静かに青くふくらみ、まさに芽吹こうとしている、満を持した静かさ。指環の箱を開ける時の期待に膨らむ緊張感も聞こえてきそうです。


「きれいだねぇ、すごいねぇ」の第一声に、見守る私たちもほっこり安堵する気持ちに。そんなおふたりの指環は、ふたつ合わせると三日月のお月さまとキラリと輝く星が現れます。新郎は18金のホワイトゴールドで、新婦は18金のシャンパンゴールド。お月さまの対角面はざらりとした表情にして、雲が晴れるように三日月へと向かいます。


指環に贈る名前も三日月の"crescent"を選びました。月が次第に大きくなっていく姿を表すことから「成長の象徴」、物事の始まりを意味します。風が吹いて、雲間から現れた月の光。清らかで、澄みきって美しい様は、歌に詠まれたり、古来より美意識の核となったお月さま。おふたりをいつまでも明るく照らしてくれます。


自分たちのだけれど「4人で作った指環」だと、嬉しいお言葉。穏やかなおふたりの思いやりに、私たちのこころが満たされ、豊かな気持ちを頂きました。こころをほぐすような空気感は、疲れも悩みも吹き飛ばし、頬をゆるませる強い武器。春の柔らかな風のように、草木の芽吹きを促し、人も物も全てをまばゆく輝かせるような。いつまでも始まりの時間を忘れずに、仲睦まじく風光る道を歩んで行かれますように。


wedding ring:K18white gold,K18champange gold

初雪・ポッケ


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