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the bride and groom ring holder



「細めに作ってください」と笑いながら新郎。ご結婚指環と一緒にお作りした木彫りのお人形製作の打ち合わせの時、いつも作っているお人形は、まるくふくよかな子供のような顔が基本になるのでと説明しています。似るかどうかもご了承のうえ、お話ししながら。新婦は「まんまるのままでいいです」と、おふたりの掛け合いも楽しかった時間を思い出します。


新郎は指環を手に持つようにし、蝶ネクタイを。新婦はお気に入りだというインナーカラーの金色ヘアを取り入れて。手に持つ一輪の花は、元旦生まれの新婦なので、元日草の名もある福寿草。江戸時代「福告ぐ草(フクツグソウ)」と呼ばれ、ほっこりと咲き春を告げる花。「告ぐ」から「寿」となって、福を招き、長寿を願う縁起の良いおめでたい花へと。花言葉は「幸せを招く」「永久の幸福」。


指環作りから一歩ずつ前へと進み出したおふたり。「一緒に歩む」という心に刻む言葉とともに、節目の時を迎える準備に私たちも携わることができ、喜びの時間となりました。雪の解け始めに愛らしい顔を出す花のように、お互いを思う合う熱いこころは永久に冷めることなく、ほっこりあたたかなままで。笑顔と幸せに包まれた素晴らしい門出となりますように。


wedding ring holder

初雪・ポッケ



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