モアイ好きの新郎新婦。ご結婚指環と一緒にモアイの指環入れもご依頼いただきました。rapa nuiへの思い入れもいっそう強く感じ、おふたりの夢へのお手伝いをさせていただきながら、私たちもなんだかモアイの佇む地を旅するような気持ちに。モアイの後ろに広がる大海原に沈む夕陽が、ドラマチックに輝く景色を目に浮かべて。
「鼻が似ているね」と新郎と見比べて笑う新婦。そう、新郎のモアイは眼鏡をかけているので、そこはかとない雰囲気も面影がただようような。ベレー帽がお好きだという新婦の方には、小豆色の帽子をかぶせて。実際のモアイも、赤い凝灰石で作ったプカオと呼ばれる帽子のようなかぶりものが残っているものも。島民のまげを束ねたような髪型を表現しているようです。
「未来に生きる」という意味が語源だったり、ポリネシア語で"moana"「海」+"nui"「大きい」で、母なる海を表しているという説もあるモアイ。島の古語では、マタギテランギ「天を見る目」という呼び名も。強い潮風をものともせず、威厳と風格のある姿で立ち並ぶ。無言のままなのに、たくさん話してくれるような。その控えめなあたたかさに、自然体のままでいいよ、と心が落ち着き、生き抜く力が湧いてきます。
地球の両極とも言えるはるか遠い島から、時を超えた祈りと大きなパワーが届き、おふたりを穏やかに見守るように。素晴らしい未来を願い、明るく導くように、という想いを込めて。
wedding ring box
初雪・ポッケ
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