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meeting of the wedding ring


「もうブレない」と先に心を決めたのは新郎のほう。ご結婚指環の候補となる形を絞り込んでいくなか、意表をついた形もありかも、と選択肢を広げて収拾がつかなくなってきたところで心を固めて。「そうだね」と新婦も、思いつきで決めるよりも、おじいちゃんおばあちゃんになった時の手にはめていることを想像しながら、ふたりの意思を確認して。


迷いながらも、お互いの好みや思いを尊重しながら、指環作りの打ち合わせ。新郎新婦の軽妙な掛け合いが心地よく、気がつけば時間も忘れて、能登半島の魚醤の調味料「いしる」のお話も。私たちもいしるにハマっていて、そんな共通点に盛り上がり、すっかり主婦トークに。


打ち合わせも終えて、戸を開けて外に出ると、真夏日だった気温も少し下がり、風があるせいか気持ちよく涼しく感じます。前夜の雨風が強かった分、梅雨の晴れ間が早くも真夏を連れてきたような日。まっすぐな想いを胸に、ひとつ気分も軽くなったような足取りのおふたり。眩しいほどに晴れやかな笑顔です。


wedding ring

初雪・ポッケ

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