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meeting of the wedding ring


そろそろ春めいてきたと感じていた矢先に、先日の大雪。連日の雪かきで腰にきているのは、これまでより湿気を含む重い雪質から。それもまた春の兆しです。雪をすかした細い通路を通り、ご結婚指環の打ち合わせにお越しくださった新郎新婦。


「どう?」と聞く新婦に、「いいと思います」と返答する新郎。そんな悩みつつ、相談するおふたりの様子も可愛らしく、でも、確かな意志、芯の強さが根底にあるよう。なんだかんだと導かれるように不思議と決まって、晴れやかな弾ける笑顔に。


シンプルな指環がいい、と思っていても大切な指環を決めるには、どうしても迷い、決断に勇気がいるもの。踏ん切りのつかない時は、じっくり時間をかけて悩んでも大丈夫です。ザクロ文庫で過ごした時間も、雪の降る景色とともに思い出に残るものとなれば。


氷点下20度となる極寒の山でも、雪の下は湿度も高く温かいのだそう。あたたかな布団となる雪の下で身を休める山菜は、瑞々しく育つのだと。五穀の精でもある雪は、豊年の瑞(しるし)。おふたりの豊かな門出を祝うような、清らかな白い雪に気持ちも引き締まります。


wedding ring

初雪・ポッケ


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