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meeting of the wedding ring

更新日:2021年3月22日




我慢、辛抱で待ちに待った桜の開花へと期待の膨らむ穏やかな日、ご結婚指環の打ち合わせにお越しいただきました。ちょうど昼と夜の長さが同じとなる春分の日。太陽が真東から昇り、真西に沈む。長いあいだ冬眠していた動物たちが活動し始め、人々の気力も満ちてくるので、昔の人は、自然に感謝し春を祝福するように感じたようです。


「自然をたたえ生物をいつくしむ日」としての祝日。おふたりの大切な指環も、身近な存在に目を向け、感謝することを思い出すきっかけとなるような気がします。シンプルな形だからこそ、秘めた想い、強い意志を感じるような。そのなかにおふたりらしさもひそやかに。


内側に入れる刻印を手書き文字で。今日書きます、とその場で本番へ。新婦が先に書いて、途中から新郎が引き継いだり、順番を逆にしたり、とバトンリレー。無心で書くのがいい、と無心になりすぎて、全部ひとりで書いてしまったり。緊張もしますが、笑い合って、なごやかなひととき。


これから永く続くおふたりの始まりの時間。刻まれた文字を見て、この日のことをいつくしむように思い出してもらえたら嬉しいです。


wedding ring

初雪・ポッケ

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