ご結婚指環の打ち合わせの時に、鎚目仕上げのデザインに決まり、その鎚目の作業をご自分たちで体験していただくことに。それぞれ自分のではなく相手の指環を、コンコンコン、と金鎚で叩きました。時折、鎚目具合や指のサイズなど様子を見ながら、慎重に。
コツを掴むのが早かった彼は、慎重に進める彼女にアドバイスしたりと、気遣いながら、おふたりとも集中力を切らさず、根気よく丁寧にされていました。鎚目、ヤスリ当て、ペーパーと、みっちり2時間あっという間でした。このあと、一旦お預かりして仕上げ、後日にお渡しとなります。
打ち合わせと作業と、何度か工房に来ていただく事になるのですが、相方が身につける指環を一生懸命、想いを込めて作ったことは、モノ以上の素敵な想い出になってもらえたら嬉しいです。
梅雨の真っ只中の日でしたが、帰りには雨も上がり、夏の匂いが濃くなりつつも、清々しさがありました。雨降って地固まる。しっかりと地に足つけて、築き上げるおふたりのこれからがとても楽しみです。
wedding ring
初雪・ポッケ
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