白鳥の首飾りです。白鳥のつがいは生涯添い遂げ、家族愛も強いのだそうです。ギリシャ神話では、音楽の神アポロンと結びつきが深く、またその容姿の美しさからヴィーナスの聖鳥となり、忍耐や永遠の愛の象徴とされています。
この冬も遥かシベリアの地から越冬のため、家族で日本にやって来る白鳥たち。近くの河北潟周辺の田んぼに現れるコハクチョウの群れも、見慣れた冬の風物詩です。優美な姿に、大海を渡る力強さ。そして、厳しい冬を乗り越えるたくましさ。毎年、同じように、当たり前のように。何事にも左右されない、凛とした風格には、尊さを感じます。
再び北へと家族仲良く、仲間たちと力を合わせて飛び立つ頃は、まだもう少し先。その春を間近に感じる頃、飛び立った空は晴れ渡り、のびのびとした新たな始まりの季節となることを願います。
silver
初雪・ポッケ
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