はじめて開けたピアス穴。毎日つけられる、静かな印象のものを、と半年前からやり取りを重ね、進めていきました。
深海のような深い青色ということで、石はサファイアを。イラストや写真も参考資料にいただいていたので、それらを元にシダ植物と組み合わせたデザインに。
シダ植物のクルッと巻いた姿は、生命力と、春の芽吹きの喜び、希望を想起させ、古来より、健康と成長を願う象徴とされる形。また、日本だけでなく、ニュージーランドでは、シルバーファンと呼ばれ、先住民マオリ族は、その葉の裏側が銀色であることから、夜の移動の際、月明かりに反射する葉の形を矢印代わりに、仲間に行き先を知らせる目印とした。そのため「前進」「躍動」の象徴とされ、その新芽は「コル」と呼ばれ、「成長」「平和」「新たな力」の意味合いを持ち、親しまれています。
サファイアは、「心の強靭さ」「堅固な愛の証」の象徴とされ、「誠実」「愛情」「徳望」の石言葉。
この記念となるピアスは、たくさんの想いの詰まった贈りもの。静かな存在感で、未来を見つめる二人を照らす、道しるべとなれば嬉しいです。
made-to-order:silver,sapphaire
初雪・ポッケ
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