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collared cops owl


「ブッ・ポー・ソー」と鳴くコノハズク。深い森から聞こえてくる声の正体がわかったのは、昭和の始めのこと。それまでは、その鳴き声からブッポウソウ(仏法僧)と呼ばれていたのは瑠璃色の美しい鳥。平安時代からずっと。


仏教の三宝「仏法僧」(仏様・仏の説いた法、経典・僧侶)と鳴く瑠璃色の鳥は、神聖な霊鳥とされ、昼間に神秘的な姿で優雅に舞うブッポウソウが、夜中に森で「ブッ・ポー・ソー」とありがたいお言葉で鳴いている、と思われていたようです。夜行性のコノハズクの姿を日中に見ることがなかったがため、千年以上の思い込み。


声の主が判明してからは、ブッポウソウを"姿のブッポウソウ"、コノハズクを"声のブッポウソウ"と呼び分けるようになったようです。


コノハズクの姿でも十分、悟りをひらいた仙人のような、ありがたみを感じます。どちらも実際に、森の中で姿と声を聴いて、ご利益にあやかりたいものです。


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