眉毛のように凛々しい羽角を持つコノハズク。その羽角は柏の葉っぱのように。頭にはオリーブの葉っぱの冠をのせて。古希を迎えたお祝いに、お母様への贈りものとしてお作りしました。
柏の葉は、端午の節句の柏餅でもおなじみの縁起物。冬になって葉が枯れても、翌年に新芽が出るまで葉が落ちないことから、「家系が途絶えない」「子孫繁栄」の象徴とされます。また、樹木を守護する「葉守り」が宿るとも。
西洋では、柏の葉はギリシャ神話、ローマ神話に登場する武神マルスの象徴。オリーブは、学問、平和、道徳の女神アテナの象徴。旧制高等学校の校章には「文に流れず武に猛らず」の意味を込めて、「柏葉と橄欖(かんらん)」が使われていることろも。橄欖は、実際にはオリーブと別種のようですが、「知恵の実」のオリーブとして扱われたようです。
きりりと威厳のある佇まいにお父様の面影を重ねて。たくさんの福が集まり、ご家族を見守るような存在となることを願います。
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初雪・ポッケ
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