寒いので、みんなギュッと集まっておしくらまんじゅう。とは言え、フクロウは冬の季語となるので、寒いのもヘッチャラなのかも。
夜の狩人と呼ばれ、夜行性で羽音も立てずに獲物目がけて飛んで行く。夜、森の奥深くから深沈と聞こえる鳴き声が、"ボロ着て奉公"とか"五郎助奉公"と侘しさを連想し、心にしみるのも分かる気がします。特に、冬の夜の澄んだ空気では、よく響き、季語として根付いたのかも知れません。ただし、"声の仏法僧"と呼ばれるコノハズクは、夏鳥で夏の季語になるようです。
普段は森の中で眠っている昼間でも、積雪のある時期は、明るい時間からも活動するフクロウ。かすかな音も捉える鋭い聴力とパラボラアンテナのような顔で、積もった雪の下の獲物を捕まえるのだとか。
真っ白な雪景色を前に、寒い、つらい、ばかりではなく、感覚を研ぎ澄ましたり、ほぐしたり、ゆったりと時間を過ごすような、心の隙間、余裕を持ちたいものです。
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