木彫りの赤ちゃんが手に持っているのは、誕生石のベビーリング。18金で12月の誕生石タンザナイトを入れて。指環の直径は約1センチほど。まだ生後2ヶ月くらいの時のご依頼だったので、赤ちゃんの感じが出るように。
古来より「先見の明」があるとも言われ、古代ケルト民族の間では、「霊力を授ける石」として崇められ、儀式などに用いられたとされるタンザナイト。神の啓示、永遠性、先人の叡智を象徴し、石言葉は「誇り高き人」「神秘」「冷静」。
アフリカ最高峰の山、キリマンジャロのある原産地タンザニアのマサイ族では、子どもが産まれると、妻にタンザナイトを贈ることから、新しい人生の門出を祝い、正しい方向へと導いてくれると言われているようです。キリマンジャロは、「白く輝く山」という意味で呼ばれ、マサイの人たちはこの山を「神の家(ンガジェンガ)」と呼ぶそうです。
無限の可能性を秘めた未来。澄んだ瞳から見る世界が、明るく希望に満ちているよう守ってあげなければ、と愛らしい表情や仕草に、ぐっと胸にくるものがあります。美しく誇り高き山から眺める空のように、精神力の強い、清く大きな心を持つ素敵なひとへ、と願いを込めて。
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