トンボのペンダントトップです。お客様のご依頼で制作しました。
前に進み、後ろに下がらずに飛ぶトンボ。その姿は、くじけたり屈することなく突き進む「不退転」の象徴として「勝ち虫」と呼ばれています。戦国時代には、鎧や兜にもよく使われ、勝利を呼ぶ縁起の良いモチーフとされました。ここ、加賀百万石のお殿様、前田利家公もトンボの兜を好んで被っていたそうです。
古くから田んぼとの関わりも強く、稲を守る益虫とされ、五穀豊穣を願う「穀霊の象徴」であり幸運をもたらすとされました。ヤゴからトンボへと姿を変えて成長するので、その変容から「良い変化の兆し」の象徴も。
また、トンボの別名に「秋津(あきつ)」というのがあるそうです。そして、大和の国(日本)の枕詞で「秋津島(あきつしま)」という言葉があり、これは神武天皇が大和国の形をトンボに喩えたところから来ているとも。遥かな時の流れに風情を感じます。
前へと進む勇気を与えるものとなりますように。
ordermade:silver
初雪・ポッケ
Comments