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meeting of the wedding ring


ザクロ文庫へ入る際、庭の木々をくぐるように歩くので、今は山茶花の花びらが地面を覆いはじめ鮮やかです。その薄紅色の絨毯が広がる秋晴れの先日、ご結婚指環の打ち合わせにお越しいただきました。


打ち合わせが始まってしばらく、新郎の手に小さなクモが。おそらく庭を通ってきた時についたのだろうと。慌てることなく、やさしく、そっと指先にのせて外へ逃す新郎。その様子に、みんなの緊張もほぐれ、一気に穏やかな雰囲気に包まれるようでした。


おふたりの好みは違うので、お互いに好きな指環を選びながらも、ひとつだけ共有するところを入れたい。この日を迎える前、夏に一度、見学に来られた新郎新婦。どんなのにしようかと、じっくりと考えて決まった、おふたりの意志の強さがギュッと詰まった指環。長く考えた時間も、突然のハプニングもおふたりの大切な思い出となれば嬉しいです。


wedding ring

初雪・ポッケ

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