そろばんの帯留。黒檀の枠に、梁には白蝶貝を入れて、銀と鹿角の珠は、パチパチ動きます。タテヨコ約34×45ミリ。3分紐用です。
「願いましては〜」で始まるそろばんの読み上げ。「では一つ、これから計算をお願いします」という意味なのだそう。「ご破算で」は、そろばんの珠をゼロに戻すこと。
一月も最終日。毎年のことながら年始の意気込みも早々に失速し、時間ばかりが過ぎていきます。まだ一ヶ月。ここはひとつ、"ご破算"にして仕切り直したいところ。
ことわざに、数字をもとにして考えると、万事解決へと向かうことを「そろばんで錠が開く」とありました。なるほど。この先、願いを叶え、導いてくれる鍵となりそうです。
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初雪・ポッケ
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